メンタル

「頑張る」が口癖な私は、ほんとは今すぐ「頑張ることをやめたい」


「頑張らなくて良いよ」

と優しい人はそう言ってくれるけど、私にとっては”生きること”そのものが、

「頑張らなくては」つづかない。

そもそも「頑張る」ってなに?

 

一度、いろいろ考え始めると、そもそも論からスタートする私。

辞書で調べてみると、こんな意味だった▽

・忍耐して、努力しとおす。気張る。

・ゆずらず強く主張し通す。

なるほど、

「今日も頑張ろう」って口癖のように言っていた私の「頑張る」はきっとこの中で言うなら「忍耐」と「気張る」という意味で使っていたのかなと思う。

”気張る”っていうと、気を張るみたいな意味に思うけど、本当の意味は”意気込む”とか”勇み立つ”という意味らしい。

まあそんなことは置いておいて、毎日「頑張ろう」と気を張らないとやっていけない。そんな人間になってしまった。

 

ほんとはぜんぜん頑張りたくない。

「頑張ろう!」って言葉で、前向きにプラスの思考に結びつく人もいれば、自分に「言い聞かす」為にその言葉を使う人もいる。

私の場合あきらかに後者だ。

きっと、私は、「頑張りたくない人間」だから、「頑張ろう」と言い聞かせるしか無いんだと思う。

 

私の性格を簡単にあらわすと、

・極度のめんどくさがり屋

・人間関係不得意

・結構マイナス思考の、気にしい

・興味のあること以外、結構無関心

・そのくせ極度の寂しがり屋

…っていう、

けっこうめんどくさそうな性格しているわけ。

そうなってくると、一日の中にも、

・マイナス思考と戦って、負のスパイラルと戦うこと!!!とか
・人間関係に自信は無いけれど、人と関わってスキルアップ!!!!とか、

一日を過ごすだけの中にも、戦わなきゃいけないミッションが無意識の中に沢山あるわけ。

 

そうすると、「めんどくさがり」な性格上、

「生きるのめんどくせえ…!」って繋がってくるわけ。

ほんと、毎日毎日、我々人間は、
このどす黒い世の中で不条理な人生を「頑張って」生きていると思う。

 

だって生きてるだけで「金」がかかる。

「頑張らなくて良いんだよ」
「生きてるだけで良いんだよ」

というけれど、(私も人にそう言うこともあるし、そんな歌も歌っているが笑)何にしたって、

”生きてるだけで金がかかる”。

 

ほんとに、意味不明な「残念」な現在という世界

きっと昔(マンモスいるときくらい)は、毎日朝起きて、ご飯の心配だけして、「お金」なんて物には縛られずに生きていただろうに…。

 

でも今の世の中、日本っていう世界では、

◆住んでるだけで・・・住民税
◆家を持つだけで・・・固定資産税
◆20歳すぎたら・・・年金

って、お金がかかるんだよ。

ってことはさ、「生きる」ってためだけに「働かなきゃいけない」義務が発生してくるんだよね。だって働かなきゃ、自分の「生きる」にかかってくる「お金」が手に入らないから。

ただ単に、そんなことに不自由さも疑問も持たずして「あたりまえ」に働ける人もいるんだと思うし、

そんな深いこと考えずに「働かなきゃ食ってけないんだから!」って済ませる人も多いだろうけど、

何せ、「自分で答えをきちんと見つけて納得したい」と思ってしまう私は、とことんとことん考え抜きたいので、答えを探してしまう。

「頑張ってお金を稼いでまで、生きる価値があるのか、この世界。」ってこととかね。

 

最終的に行き着くところ。

じゃあ、どうするのか。

「頑張ることをやめる」というのは、頑張らないと生きていけない人からすると、「生きるのをやめる」ということになってしまう。

「頑張りたくない」「つらい」その結果が「死」。それはやっぱりどう考えてももったいなさすぎる。

私が”鬱”になった時も、とってもとっても「頑張って」いたのだ。
むしろ、「頑張りすぎていた」のだ。

 

だから、「頑張りすぎない努力」をすることにしたのだ。

 

そう、「生きること」を頑張っている私たちは、きっと、それ以上に「頑張りすぎる」必要はないのだ。

鬱から脱却したいと思い、相談した”命の恩人”が教えてくれた言葉の中には、これがあった。

「何事にも、バランスを考えられるように」という言葉。

そう、頑張ることをやめることが「死」というのも、とても極端的なバランスの悪い話だ。

自分の頑張り方にもバランスをとる。そして、考え方にも良いバランスを見つける。これが大事になってくるような気がする。

 

最後に

頑張っているあなたへ。

いちばん大切にして欲しいことがある。それは頑張っているあなたを”愛おしく”思って欲しいということ。そう、この生きづらい世の中で、頑張って生きているあなたは、本当に「愛おしい」。

毎日毎日ご飯を食べ、毎日毎日いろんな感情に触れ、毎日毎日頑張って生きているあなたが私はとても素敵だと思う。

時々、「頑張らない日」を作りながら、半分くらいのがんばり半分くらいの手の抜き加減で、これからも生きていってくれたら嬉しい。

 

私も「もう頑張りたくない」とも思うけど、生きることは諦めないで、前に進んでいこうと思う。